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Vectorパワーメーター:上級者向けトルクテスト
重要: サイクリスト上級者のみ対象
収集データを意味のあるものにするため、細心の注意を払ってテストを実施してください。
Vector/Rally所有者は静的トルクテストを行って、各ペダルがスペック内のはたらきをしているかどうかを調べることができます。各ペダルに通常通りの負荷をかけた場合、精度誤差は想定トルク値の ± 2% 以内が望ましいです。
注意:通常、Vector/Rallyで正確な測定結果を得るためにテストを実施する必要はありません。
このテストには11kg(25ポンド)以上の重りと、ペダル先端を引っかけるフックが必要です。
テストの実施に必要なデータを集めるには:
- 重り全体の重量を正確に測定し、キログラムで記録してください(重り本体、フック、ロープ等)
- Vector/Rallyのパフォーマンスを正確に査定するために、すべての構成部品の正確な重量を把握しておいてください
- すべての構成部品の重量を誤差0.5%以内で測定できるはかりをご使用ください。(ほとんどのはかりは、信憑性のある比較を行えるほど正確に重量を測ることができません)
- 自転車を静止したトレーナーに乗せてください
- ペダルと重りが地面や、自転車、トレーナーなどに接しないように、自転車を床より高い所に置いてください
- 自転車をできるだけ水平に配置してください
- 対応するEdgeデバイスの電源を入れてください
- ペダルを静止させた状態で校正を行ってください
「校正完了」メッセージの下にトルク値がニュートンメートル(Nm)で表示されます。
注意:VectorおよびVector 2 は静的校正の後「トルクモード」に入り、このテストが可能になります。Vectorはクランクが複数回回転したか4分経過したかのいずれかの場合に自動的にトルクモードを終了します。
トルクテストを実施するには:
- どちらか一方のペダルにフックを取り付け、それに重りをぶら下げます(下記写真参照)
- 自転車のリアに移動します
- ホイールをゆっくりと後ろ側に動かし、ペダルをフォワードポジション(クランクが水平なポジション)に持ち上げます。これにより、100%正の駆動位置かつ最大トルク位置に負荷を配置できます
- ホイールを回転させながら、Edgeに表示されるトルク値を確認します
- 最も長い間安定して表示され続けていたトルク値を記録します
- 重りをもう片方のペダルに取り付け、テストを繰り返します
Garminは各ペダルにつき3回のテストの実施を推奨します。各回の測定結果の精度をチェックし、各ペダルの計測結果の平均値を算出してください。
Edgeに記録されたトルク値を想定トルク値と比較してください。想定トルク値は下記の式で計算できます:
重量(kg) x 重力(9.81) x クランクアーム長 (メートル) = 想定トルク値 (ナノモル(Nm))
例えば自転車のクランクアーム長が172.5mmで、テストに26.45 kgの重りを用いた場合、想定トルク値は:26.45 x 9.81 x 0.1725 = 44.76 Nm となります。
本テストで収集した情報を活用してスケールファクターを調整するには、関連コンテンツをご参照ください。