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fenix 7 / fenix 7 Proシリーズ:距離や速度精度を上げる設定について

アウトドア用ウォッチの速度や距離が正しく表示されない原因はたくさんあります。

多数の要因の中では、 GPSドリフトと環境要因のようなユーザーが制御できないものもありますが、ウォッチの設定にいくつかの変更を加えることで、データの測定精度を向上させることができるものもあります。


記録方法

Garminのアウトドアウォッチの多くは、データ記録の方法を変更する機能を備えています。記録方法は、「スマート」または「毎秒」が選べます。

この設定は、アクティビティ中にGPSデータを記録する間隔を意味します。

「スマート」は、精度とバッテリー消耗量のバランスを取ったデフォルト設定ですが、「毎秒」に切り替えると、スピードと距離の精度を向上させることができます。


データ記録オプション「スマート」と「毎秒」の比較

スマート:

「スマート」は、方向、速度、心拍数、または高度の変化が検出されたときにGPSポイントを保存します。
Garminウォッチでは、詳細なデータ測定とバッテリー消費量のバランスがとれた「スマート」がデフォルトに設定されています。

毎秒:

「毎秒」は方向、速度、心拍数、または高度にかかわらず、GPSポイントを1秒に1回記録します。アクティビティ中の非常に詳細な軌跡を記録できます。
より詳細な軌跡は、より正確なスピードと距離のデータにつながりますが、バッテリーの消耗は早まります。

軌跡の比較:

下図の上の軌跡は「スマート」、下の軌跡は「毎秒」に設定した場合のものです。「毎秒」のほうが「スマート」より滑らかなトラックを記録し、小さな変化まで記録することができます。

※「毎秒」はバッテリーの消耗が早まるため、長時間のアクティビティは記録できない場合があります。

Smart Recorded Track versus Every Second Recorded Track


データ記録感覚を変更する

  1. UP/MENUキーを長押ししてメインメニューにアクセスします
  2. [設定]までスクロールして、[システム]を選択します
  3. [データ記録]を選択します
  4. [頻度]を選択します
  5. [毎秒]を選択します


沿面速度と沿面距離

沿面速度と距離の機能は、ウォッチが距離と速度を計算するときに標高の変化を考慮することで、アウトドアウォッチのスピードと距離の読み取り方を変えるものです。

  • 沿面速度 – 地上での標高差と水平移動の両方を用いて速度を計算します。
  • 沿面距離 – 標高差と地上での水平移動の両方を使用して距離 を計算します。

沿面速度と距離の機能を有効にすると、高低差が中程度から大きいアクティビティを実行するとき、速度と距離の精度が向上します。


沿面速度と沿面距離をオンにする

  1. UP/MENUキーを長押ししてメインメニューにアクセスします
  2. [設定]までスクロールして、[システムアクティビティ&アプリ]を選択します
  3. 設定したいアクティビティタイプを選択します(例:ラン)
  4. 選択された活動の設定メニューに入ります(例:ラン設定)
  5. [沿面速度]または[沿面距離]をオンにしてください

これらの機能をオンにすると、ウォッチは沿面速度と沿面距離機能を使用して速度と距離を計算します。



マルチGNSSマルチバンド機能をオンにする (fenix 7のSapphire Dual PowerモデルとEPIXのSapphireモデルのみ)

fenix 7シリーズのSapphire Dual PowerモデルとEPIXのSapphireモデル は、「マルチバンド」または2周波数帯GNSS(全地球衛星測位システム)機能が搭載され、環境要因の回避が困難な場合に位置精度を向上させることが可能です。


マルチバンドGPSをオンにする

  1. START キーを押してアクティビティリストに入ります
  2. 屋外のアクティビティを選択します
  3. UPキーを押してオプションにアクセスします
  4. [(アクティビティ名)設定]を選択します
  5. [GPS]を選択します
  6. [マルチGNSSマルチバンド]を選択します


Tags : KM1501973, fenix 7シリーズ,GPS, epix, fenix 7 Pro, epix Pro

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